この物語りは架空のものであり人物、団体等は一切関係ありません
シュワB逮捕の一部始終
不完全な情報筋によれば、
ホワイトハットはシュワBにも恨みを抱いていたという。
この逮捕は、「ホワイトハット」が
シュワBを国際戦犯として正式にレッテルを貼った後、
彼がコビッド・プランデミックとグレート・リセットを
世界的に指揮したことを示す未公開の証拠に基づいている。
WEFが1月にダボスで開かれた「信頼の再構築」会議で
コビッド19がその練習台となった
致命的な新興伝染病「デイズX」について32時間も議論した後、
「ホワイトハット」はデイズXの「コンポーネント」の積荷が
2月6日にイベリア船籍の貨物船でサンフランシスコ港に
到着することを示唆する信頼できる情報を入手した。
その船が到着したとき、ホワイトハットは待ち構えていた。
彼らは船を急襲し、船内でガラス状の
粘性のある液体が
ビーカーやフラスコに入れられているのを発見した。
液体の中には、フケほどの大きさの銀色の斑点が浮いていた。
船の乗組員は、船荷目録によると
「エンジン潤滑油」を輸送していただけだと、無知を主張した。
ホワイトハットの化学・生物・放射線・核(CBRN)チームが
この貨物を押収し、化学分析のために
フォート・レオナード・ウッドに急行した。
液体は石鹸水であることが判明し、
斑点は女性が目を強調するために使用する極細の化粧品グリッターであった。
あるクーラーにはタイプライターのメモがあった。
我々の情報筋は、時間と資源を消費したため、
この騙しはスミス将軍を激怒させたが、
「人類史上最も多量の犯罪者の一人」を
追求する第三の理由に過ぎなかったと認めている。
4月5日、将軍と陸軍特殊作戦司令部の仲間たちは、
シュワBの逮捕を計画した。
シュワBは寝たきりだったが、
大規模な警備部隊に守られていた。
忍び込むことはとても不可能に思われていた
将軍は自宅の砦の設計図を手に入れていた。
銃撃戦は確実と思われ、
シュワBをパニックルームに追い込む前に、
彼の部下に接触することができたと情報筋は語った。
デルタがいつ、どのようにしてスイスに到着したのか、
またスイス当局が作戦に参加したのかどうかについては、
彼は明言しなかった。
銃撃戦になることは分かっていた。
そして、今週末に決行することになった。
我々の技術を誇示するつもりはないが、
我々は遠くから、地球上のほとんどの警報システムを
一時的に無効にすることができる。
作戦は夜明け前に開始された。
午前2時から午前6時までの時間帯は、生理的な眠気が最も強く、
武力侵攻に反応するなどのパフォーマンス能力が
最も低くなる時間帯である。
デルタは何人かの警備員が眠っているか、
眠くて警戒していないことを期待した。
サプレッサーを装備したライフルを持ったデルタの狙撃手は、
3人のゲートと5人の境界警備員の頭を狙った。
8発、8人の死亡が確認された。
一方、シュワBの要塞を囲む石壁をよじ登ったデルタは、
武装したチンピラと交戦し、7人を撃退、5人に重傷を負わせた。
一人のデルタは腕と足を撃たれたが戦い続けた。
もう一人はサブマシンガンのリボンのような銃撃を受けて散った。
数人の兵士が突撃し、他の6人がそれを援護しながら、
致命的なコントロールバーストを放ち、
近づいてきた4人の警備員を落とした。
ドアは無数の硬い木の破片とねじれた金属に砕け散り、
爆発はドアの後ろに立っていた3人の警備員の体を吹き飛ばした。
デルタは彼らの亡きがらを踏み越えて前進し、
一部屋ずつ家を片付け、反対勢力をすべて射落した。
4人の警備員が螺旋階段を回り込み、
デルタの弾幕に顔面から突っ込んできた。
デルタの的確な射撃は、主寝室を守っていた二人の衛兵を体をハチの巣にし、
さらにシュワBのベッドの足元に立っていた二人を穿孔した。
シュワBは涙目に恐怖を感じ、
手首からモルヒネポンプのようなものに点滴ラインを通していた。
兵士が彼の手首からラインを引きちぎると、
シュワBはつぶやいた。
助けてくれ、と。
デルタのオペレーターはシュワB
にこう言った。
デルタはシュワBをベッドから引きずり降ろし、
急いで階下と外に連れ出した。
デルタフォースが敷地を脱出するとき、
AR-15スタイルのライフルを振りかざした4人の警備員がゲートで彼らを出迎えた。
「撃たないでくれ、ボスに当たるかもしれない」と一人が言った。
デルタは彼らを撃った。
生存者はいない。
負傷者4名、戦死者1名。
彼らは倒れた兵士の遺体を回収した。
彼は英雄として死んだ。
シュワBがどこにいるかは言わないが、どこに行くかは決まっている。
GITMO
残念ながら、シュワBを始末してもWEFは終わらない。
まだやるべきことはたくさんある。
こうして世界の不穏な指導者の一人がまた消えていく